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施工も大事

2021.09.26 社長の頭の中

こんにちは。
すっかり秋めいてきて衣替えの季節になりました。

今日は、午前中消防団の訓練がありました。
台風や豪雨などの水害に対するボートの取り扱い訓練を市営の子供プールを使って行いました。
新たにゴムボートが配備されましたが、いくら資機材が充実してもそれらを適切に運用できなければ二時災害が発生したり要救助者を迅速に救出することができない可能性があります。
適切な知識と技術を身に付けるために団員の皆さん、真剣に訓練に取り組んでいました。

家を作る時もいくらしっかりした設計をしても現場での施工が適切に行われていなければ、設計通りの耐震性や断熱性能を発揮することができません。

基礎工事では、鉄筋の配筋やコンクリートの調合がしっかりしていてもそのコンクリートの打込み方がずさんだと設計通りの強度が出ない可能性があります。強いコンクリートにするためには、適切に調合されたコンクリートを「密実」に打ち込む事が重要です。
現場で打ち込まれるコンクリートには、作業性を考慮した流動性のための余分な水分や練り混ぜ・打ち込みで巻き込まれる空気が含まれています。これを放置してしまうと固まったコンクリートの中に隙間が生じて強度の低下につながる可能性があります。

弊社では、より「密実」なコンクリートを作るために、一度バイブレーターを使いながらコンクリートを打込み、しばらく間を置き状態を見ながらもう一度バイブレーターをかけて余計な水分と空気を追い出しコンクリートの密度を上げる「再振動締め固め」という作業をおこなっています。この作業を行うと確実にコクリートの高さが下がり密度が上ったことがわかります。

お施主様も見ることがない地味な一手間ですが、とても重要な作業と考え実行しています。