社長の頭の中

断熱改修 その2

2023.10.21 社長の頭の中

1棟丸ごと断熱改修の現場です。

只今、2階の居室部分は終わり、トイレの壁の施工中です。

 

前回は断熱材の施工状況をお伝えしましたが、今回は気密シートの施工のご紹介です。

断熱材を入れるのは外壁に面した部分ですが、その壁の中に部屋の中で発生した水分が入り込まないように気密シートを張ります。

壁の中に水分が侵入すると冷たい外気に触れて水蒸気が凝縮して水滴となり、カビの発生や断熱効果の低下、断熱材のずれなどが起こります。

新築の場合は、間仕切り壁の造作前に気密シートを連続して張れるのですが、改修の場合は間仕切り壁がある状態ですので気密シートを留める気密テープを貼るのが困難です。

そこで間仕切り壁との取り合い部分に桟を入れてその桟に気密シートを半分ほど掛け、残りの部分にまたがるように気密テープを貼ります。

高断熱は高気密とセットで考え適切に施工することが大切です。

 

収納の中も壁が外壁に面していれば断熱材を取付けます。

 

気密シート施工の状況です。

 

トイレも壁もしっかり断熱・気密施工します。